SDカードは何GBが正解?映像ジャンル別で枚数と容量の最適な選び方と運用方法
はじめに
皆さんこんにちは。
今回の IZM.PRO | イズムプロ メディアでは映像制作者に必要な SD カードの枚数や容量を映像ジャンルごとに解説します。
映像制作を始めたばかりの頃は、
SDカードは何GBを選べばいいのか
何枚持っていれば安心なのか
撮影ジャンルが変わっても同じ運用で大丈夫なのか
といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
実際に現場では、「容量が足りずに撮影を止めてしまった」「予備のSDカードがなく、冷や汗をかいた」「長年使っていたカードが突然認識しなくなった」
といったトラブルが起きることも珍しくありません。
これから映像を始める方や新しい映像ジャンルに挑戦する方、今の SD カードの運用方法が不安な方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
なぜ映像ジャンルごとに SD カードの使用法が異なるか
SD カードの運用方法は撮影をしたい映像ジャンルによって異なります。
それには理由があり、撮影するジャンルによって
- 解像度 (480p ~ 4K)
- フレームレート (30fps ~ 120fps)
- 収録時間
が大きく異なってくるからです。

こちらの3つの要因で使用するデータの容量、 SD カードの枚数は変化します。
それではそれぞれの映像ジャンルについての SD カードの運用方法を紹介します。
Vlog・社内向け映像コンテンツ・簡易的な映像
こちらの映像ジャンルは比較的軽量なデータの使用量です。

基本的な映像設定はこちら
- 解像度 1080p
- フレームレート 30p
- 収録時間 30分未満
この映像ジャンルでおすすめの運用方法はこちら
- 1枚
- 16GB ~ 32GB
ポイントとして使用する容量や枚数が少なくても想定の1-2枚を予備として確保しましょう。
撮影中のトラブルや紛失の際にすぐに別のカードで撮影が行えるため、撮影への支障が生まれずらいです。
MV・企業PV
これらのジャンルは、かなり大きな容量を必要とします。
基本的な映像設定はこちら
- 解像度 4K 以上
- フレームレート 30p ~ 120p
- 収録時間 1時間以上
この映像ジャンルでおすすめの運用方法はこちら
- 4枚
- 128GB ~ 256GB
このジャンルはカメラの性能と、制作する映像にかなり左右されます。
映像をスローで使用する可能性のある素材は高フレームレートで撮影する必要があります。

フレームレートが高くなればなるほど必要な容量は大きくなります。
また、万が一 SD カードのデータが消えてしまった時用にカメラには2枚の SD カードを入れて同時記録するようにしましょう。
カメラによっては SD カードが1枚しか入らないものあるので要注意です。
MV の撮影によく使用されている SONY の FX3 での例をご紹介いたします。
- XEVC HS 4K
- 60p
- log
- 4:2:2 10bit
このような設定で撮影すると、128GB の SD カードで約1時間20分撮影することができます。
案件によっては1枚の SD カードで足りることもありますが、必ず予備も持っておくようにしましょう。
イベント撮影・ライブ撮影
これらのジャンルは、イベントの長さに合わせて用意する SD カードの枚数を変える必要があります。
基本的な映像設定はこちら
- 解像度 1080p
- フレームレート 30p
- 収録時間 2時間以上 (イベントによって変わる)
この映像ジャンルでおすすめの運用方法はこちら
- 4枚以上
- 256GB
イベントやライブなどのジャンルの撮影は、長回しをします。

スロット1の容量がいっぱいになったら自動でスロット2に記録されるリレー収録で撮影するようにしましょう。
カメラは SD カードが2枚入れられるものを選ぶと良いでしょう!
写真
映像ジャンルごとの紹介を行いましたが、写真撮影に必要な SD カードをご紹介いたします。

JPEGのみでの簡易的な撮影
64 GB の SD カードでは約6,000枚 ~ 9,000枚程度の撮影をすることができます。
かなり撮影をする日でも、これだけの枚数を撮影できれば困ることはほとんどありません。
RAW (圧縮)
64 GB の SD カードでは約2,500枚 ~ 2,900枚程度の撮影をすることができます。
ブライダルの撮影や、ポートレートではほとんどがこの記録設定で撮影されます。
なかなか容量がいっぱいになることはないと思いますが、一応予備の SD カードを持っていると安心して撮影ができると思います。
RAW (非圧縮)
64 GB の SD カードでは約1,200枚 ~ 1,400枚程度の撮影をすることができます。
何よりも画質が優先される場面ではこの記録設定で撮影することもあります。
スタジオの撮影ではこの設定で撮影することがあります。
このような場面では、予備の SD カードを必ず準備しておきましょう。
RAW と JPEG
64 GB の SD カードでは約1,800枚 ~ 2,100枚程度の撮影をすることができます。
納品は RAW データを編集したものを使用しますが、現場で即座に確認する際には JPEG を使用する場面があります。
このような記録設定でもなかなか容量が足りなくなることはありませんが、予備の SD カードはもっておきましょう!
おわりに
今回の IZM.pro | イズムプロ メディアでは映像ジャンルごとの SD カードの運用方法をご紹介しました。
SD カードは映像を制作するうえで非常に重要なアイテムです。
最低限の枚数や長年同じものを使用していると何かのトラブルが起きた際に制作者はかなりのダメージを負ってしまいます。
IZM.PRO | イズムプロ では2年間の使用を目途に SD カードを新調しています。
今回の記事を参考に安心・安全な運用を行いましょう。
IZM.pro | イズムプロ メディア ではこの記事のほかにも映像制作に役立つ知識を公開しています。
ぜひあなたの映像制作にお役立てください。