【初心者向け】ライブ動画の撮影方法と撮影のコツをご紹介!

はじめに
みなさま、こんにちは!
MVや企業PVをメインに映像制作を行なっている IZM.pro | イズムプロ です。
アーティストさんと共に制作を行なっていると、ライブ撮影もお願いしたいというお声をよく頂きます。
そんなお声から私たちは数々のライブ映像を制作してきました!
小さい会場から武道館まで撮影を行いました。
ライブ撮影は、もちろんのこと一発勝負。失敗は決して許されません。

プレッシャーは少なからず感じますが、撮り終えた後の達成感はMVやPVとは違った達成感を味わうことができます!
ライブ撮影を行うことの一番の秘訣はライブ中は撮影のパフォーマンスのみに集中することです。
ライブ撮影は事前の準備や確認で作品の品質が大きく変わります。ライブが開始してしまうとなかなか改善は難しいです。
今回は数々のライブ映像を制作してきた私たちが初めてライブ撮影をむかえる方、本格的なライブ撮影をしたい方に向けて高品質な動画を撮影する方法を紹介します!
主な確認事項はこちら
- 会場の把握
- カメラ位置の確保
- リハーサルに参加する
- 収録時間の把握
この4点を把握することで撮影のパフォーマンスに集中して撮影をすることができます。
では早速4点について説明していきます。
会場の把握
まずはなんといっても、会場の図面を確認すること。 図面を確認しなければ、適切な準備は行えません。
アーティストさんやクライアントさんに会場の詳細情報を速やかに確認しましょう。
会場のHPには必ずと言っていいほど、会場の図面が公開されているので自ら確認も可能です。
会場の図面をチェックする上で大切なポイントをご紹介いたします!
- ステージの幅
- ステージから客席後方までの距離
- カメラゾーンの有無
- お客さんの動線
以上の4点です!一つ一つ解説していきます。
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ステージの幅
アーティストさんはより多くのお客さんを楽しませるために、ステージの幅を大きく使う方が非常に多いです。
撮影側はステージ上のどの場所へ動いてもカメラのフレーム内にアーティストを収めなければなりません。
ステージ幅を確認することで、どの画角にも被写体が収まっていない、、というようなリスクを無くすことができます。
ステージから客席後方までの距離
ステージからの客席後方までの距離を把握しておくことで、当日必要なレンズや機材を選ぶことができます。
特に各席の最後方から引きのカメラを構えることがよくあります。
最高方の距離を把握しておくことで適切なレンズの焦点距離を算出することができます。
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カメラゾーンの有無
ライブ映像でよくステージ下からの躍動感のある映像を見るかと思います。
この映像はステージの下にカメラマンだけが入ることができる撮影ゾーンから撮影しています。
しかし、ライブ会場によってはカメラゾーンが有る場所、無い場所、運営さんの判断で有無が決まること、様々なパターンがあります。
カメラゾーンありきでの撮影法を考えている方は当日に大変なことになってしまうので注意しましょう。
こちらもアーティストや運営の方に事前に確認をとっておくことをお勧めいたします。

お客さんの動線
図面ではお客さんの入り口からステージまでの大まかな動線が確認することができます。
動線はお客さんが入る道のみ確認してはいけません。
ステージ後方にバーカウンターがあったり、入り口とは別の動線にトイレがあったりなど様々な動線が存在します。
動線を把握していないと、お客さんの動きによって
- カメラが蹴られて位置がずれてしまう
- お客さんが映り込んでしまう
- お客さんの邪魔になってしまう
などなど様々なリスクや事故に繋がってしまいます。 必ず動線は確認するようにしましょう!
カメラ位置の確保
図面で会場の様子が確認できたら、自ずとカメラを設置できる位置が決まってきます。
当日リハーサルの際に、確定するとしても大体のカメラ位置は決め向かうようにしましょう。
先ほど述べた、ステージ下のカメラゾーンの有無の確認が、カメラ位置の決定に役立ちます。
カメラの位置を早めに決めることで、あらかじめカメラ位置としてお客さんが立ち入れないように準備ができます。

リハーサルに参加する
リハーサルには必ず参加しましょう。
リハーサルで確認できることはたくさんあります。
- 照明の確認
- アーティスト入りのアングル確認
- 音量やマイクの確認
などが挙げられます。
照明の確認
ライブの演出では照明によって、明るさが様々です。
1番の明るさと、1番の暗い演出をそれぞれ確認しておきましょう。
定点カメラなどの人が付くことができない、無人カメラが有る際には微調整ができない為、明るい際には白飛びをして何も映っていなく、暗い演出では暗闇の映像になってしまうことがしばしばあります。
明るさが過度に変化する演出を事前に把握し、無人カメラであればその曲やタイミングの際の設定、カメラクルーにも事前に過度な演出を行う曲やタイミングを共有しておくことで明るさに対応し、映像のクオリティに違いが出ます。

アーティスト入りのアングル確認
リハーサルではアーティストが実際に入った状態でアングル(撮影する構図)が確認できます。
アーティストの動く幅、身長などを考慮して、最終のチェックを行いましょう。
曲調によってアーティストの動きが著しく変わるので、リハーサルには丸々立ち会いましょう!
音量やマイクの確認
ライブ映像はいくら映像が綺麗に撮影できてきても、音が綺麗に取れていないと台無しです。
ライブの音声収録をする際にはいくつかのパターンがありますのでご紹介します。
- カメラの音源を直接しようするもの
- PAさんが収録したデータを頂くもの
- カメラにマイクケーブルを繋ぎ、収録するもの
大きく分けて、3パターン存在します。
それぞれどのような違いが音声に出るのか、良い機会なのでご説明します!
カメラの音源を直接使用する
直接音源を使用する際は、ガンマイクでの収録が主流です。
お客さんの声なども入り、臨場感あふれる音声素材になります。
ただし、歌声などのマイクから出る音の質が少し下がってしまいます。
また音声の調整でボリュームなどしか微調整が効かない為、リスクが伴います。
IZM.pro | イズムプロ ではこの方法を行うこと場合は、次に説明する2つの手法で同時に音声収録をしております。
PAさんが収録したデータを頂く
PAさんとは、ライブ中に音声環境を整えている音響さんのことを表します。
PAさんにはライブの音声をデータとして収録してくださる方もおり、こちらの音源はマイクからより繊細で高品質な音で収録している為、お勧めです。
ライブ後にPAさんがさらに良い音へ、調整してくださる場合もあります。
カメラにマイクケーブルを繋ぎ、収録するもの
カメラにマイクケーブルを繋ぐパターンは、PAさんの機材に伸びるマイクケーブルをカメラにも繋いでいただく方法です。
前述した、形式の収録に近くPAさんの音声編集が入らないデータになります。
PAさんの機材に近いカメラ位置に設置するか、とても長いカメラに刺さる音声用ケーブルを用意する必要がありますのでご注意ください。
収録時間の把握
当たり前かも知れませんが、収録時間は把握しましょう。
メモリがいっぱいになってしまったら、いくら準備を重ねても収録することができません。
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撮影する映像の規格と撮影時間を考慮して、撮影可能なメモリの残量を必ず準備するようにしましょう。
またアンコールなどで、予定時間より長く公演が行われることもじばしばあります。
メモリは予定の1時間ほど余裕を持って、確保しておくことをお勧めいたします。
当日にタイムテーブルが変更になる場合もありますので、随時運営スタッフさんの声を聴きましょう。
おわりに
以上が私たち IZM.pro | イズムプロ が行なっているライブ映像撮影の極意です。
今回紹介した要点を押さえれば、必ず良い映像になることでしょう。
IZM.pro | イズムプロ ではライブ撮影依頼も受け付けております。
ぜひライブ撮影にお困りの際はお気軽にご相談ください。
本HPにはライブ動画をはじめ、私たちが制作した制作実績が全てご覧になれますのでぜひみてみてください!