
【2025年版】MV制作に最適!プロも使うおすすめカメラと選び方ガイド!!
- 撮影技術
はじめに
みなさんこんにちは!IZM.pro編集部です。
私たちは今までに60本以上のMVを制作してきました。

機材選びは映像制作において、作品のクオリティを大きく左右する重要なポイントです。
特にミュージックビデオは楽曲の世界観を映像で表現するため、カメラの性能や操作性がクリエイティブの幅を広げる鍵となります。
今回は、初めてカメラを選ぶ方でも迷わないよう、「画質」「価格」「機能」など、様々な観点からおすすめのカメラをご紹介していきたいと思います。
どのようなカメラがいいのか
まず、おすすめのカメラには以下のような共通点があります。
- ミラーレス一眼カメラ
- レンズ交換式カメラ
- 4K/24fpsで撮影ができる
- Log撮影ができる
- 手ぶれ補正がついている
では、一つ一つ解説していきます!
ミラーレス一眼カメラ
みなさんが想像されるカメラには
- 一眼レフカメラ
- ミラーレス一眼カメラ
というものがあると思います。
映像制作をする際にはミラーレス一眼カメラがおすすめです。
理由は、一眼レフカメラに比べて軽量コンパクトでオートフォーカスが優秀という点があるためです。
MVでは「カメラを持って走り回りながら」「クレーンの先に載せて」「ジンバルという機械に載せて」「車の外側にカメラを貼り付けて走行」など、取り回しがかなり重要なシーンが多くあります。
その際にカメラが小型で軽いというのは大きなアドバンテージになります。
また、撮影中にカメラと被写体の距離が大きく変わることも多々あるので優秀なオートフォーカス機能を搭載したカメラだと映像の質が大きく上がります。
カメラ選びの際にはまずこの要点を押さえたカメラを探すようにしましょう!
レンズ交換式カメラ
カメラ以上に種類があるのがレンズです。
ズームできるレンズ、できないレンズ。 近くで物を写すレンズから遠くのものを綺麗に写すレンズ、などなど…
レンズを付け替えることによって撮れる映像の幅はかなり広がります。
一部、レンズと一体型になっているカメラもありますが、必ずレンズは取り外せるものを選ぶようにしましょう!!
4K/24fpsで撮影ができる
4Kとは動画のキャンパスの大きさを表します。
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YouTubeでも4K映像に対応し、テレビも4Kのものが主流になるなど、私たちの身近な存在になりました。
4K映像に見慣れてしまうと1080pの映像を観た際に「あれ、なんか画質が悪いかも…?」と思ってしまうこともあるほど差を感じます。
映像は写真が連続して動いているように見えています。
24fpsとは1秒の映像内に何枚の連続した写真を入れるか、ということを表しています。
映画では24fpsが一般的とされているので、4K/24fpsで撮影ができるカメラであれば、シネマチックな作品を作ることができます!
最近では、4K/60fpsや120fpsまで撮影できるカメラも珍しくありません。
24fpsの映像を作る際に、60fpsの場合は2.5倍スロー(40%)、120fpsの場合は5倍スロー(20%)まで品質を落とさずに使用することができます!
スローモーションを利用した映像を制作したい方は、4K/60fps以上のカメラを選ぶことをお勧めいたします!!
Log撮影ができる
あまり聞き馴染みのない言葉だと思いますが映画やMVでは一般的な撮影設定になります。
映像の色を自分好みにして、独特の世界観を作る編集作業をカラーグレーディングと言います。
みなさんも写真にフィルターをかけて雰囲気を変えたことはあると思いますが、Logで撮影した映像はさらに自由に調整することができます。
その理由は、色を抜いて撮影しているからです。
髪の毛をカラフルに染める際に一度ブリーチをしてその後に色を入れる原理と同じで、あらかじめ全体的に白っぽい状態で撮影を行います。
この機能で撮影した映像は一段階ハイクオリティの作品になるので、ぜひみなさんも挑戦してみてください!
手ぶれ補正がついている
カメラには手ぶれ補正が付いているものと付いていないものがあり、手ぶれ補正の中でも効果の強さがそれぞれ異なります。
カメラはどれだけぶれないように構えても絶対にぶれてしまうものです。 三脚を使える環境なら問題がないのですが、狭い場所や三脚を設置できない場所もあります。
他にも、移動しながら撮影する場面もあるので、手ぶれ補正が付いているものを選ぶようにしましょう。
映画専用のプロフェッショナル向けカメラなどの場合、手ぶれ補正がついていないモデルもあるのですが、扱いが難しく、大掛かりになってしまいます。
初めてのカメラは手ぶれ補正が付いているものがおすすめです!!
おすすめのカメラ
ここまでに解説した要点を押さえたカメラをおすすめ順にご紹介いたします!
SONY FX3
まずはSONYから発売されているFX3です。
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Cinema Lineという映像専用カメラシリーズのカメラで、Netflix認定カメラにも追加された高性能が保証されたカメラです!
フルサイズセンサーを搭載しているため、背景のボケ感が多く、暗所にも強いのが特徴です。
また、デュアルベースISOという機能を搭載しているので、一般的なミラーレス一眼カメラに比べてさらにノイズが乗りにくいということが強みです。
昨年、IZM.pro にも導入され、数多くのMVを撮影してきました。
ぜひご参考までにご覧ください!
SONY FX30
続いておすすめするのはSONYのFX30です。

FX3と見た目は全く同じですが、大きな違いはセンサーサイズです。
FX30はAPS-Cという、FX3と比べて一回り小さいセンサーを搭載しています。 FX3と比べて暗所やボケ感は多少劣りますが、利点もあります。
APS-C用レンズはフルサイズ用レンズに比べて軽量で安価なものが多く存在します。
様々なレンズを購入し、揃えることができるのは大きな利点と言えます!
さらに、1番のおすすめポイントは価格です。
FX3のほぼ半額(約30万円)で購入できるため、初心者や最初の一台にとてもおすすめです!!
SONY α7c Ⅱ
次におすすめするカメラは SONY α7c Ⅱです。

このカメラはフルサイズセンサーを搭載しながら、軽量コンパクトを実現した、持ち運びしやすいカメラになっています。
カメラが重く、高額なモデルになると外に持ち運ぶ気が薄れてしまうことも多々あります…
気軽に持ち運びカメラに触れる時間を増やすのはとても大切なことです! 旅行などにも持ち運べて綺麗な映像を納めたい方にはおすすめのカメラです!!
また、見た目が可愛くおしゃれな点もおすすめポイントです!!
おすすめはSONY機!
たくさんおすすめのカメラはありますが、これから映像制作を始めたい方にはSONYのカメラをおすすめいたします!
理由はオートフォーカスの速さとレンズのラインナップの豊富さです!
SONYはオートフォーカスが速く、外れにくいことが特徴として挙げられます。
またSONYのカメラに使用できるEマウントレンズは種類がたくさんあるので選ぶ幅が広くあります!
映像業界ではSONYを使用している現場が多くあるので、早いうちからSONY機に触れておくと現場に出た際に素早く対応できるというメリットもあります!
おわりに
以上、MV撮影におすすめのカメラでした!
カメラは高い買い物で、最初はとても悩んでしまうと思います。
作りたい映像がどのようなものなのか、自分ライフスタイルに合ったカメラを選ぶとぴったりの一台を見つけられると思います!
素敵な映像制作ライフを送ってください!!それでは!!