
企画から納品まで2週間でMVを仕上げるテクニック(撮影編)
撮影技術
はじめに
みなさん、こんにちは。IZM.pro | イズムプロの代表、そして映像監督をしております Yuuukizm | 橋本有騎 です!
僕たちの特別な体験を有益に感じてくださる方がいらっしゃるのでは、と思い撮影に関するblogや情報発信をしていこうと文章を書いています。イズムプロがより大きいコミニュティになりますように..!
※まだ文章には慣れていないので、ご愛嬌でお願い致します。
今回は前回の記事の続編です!前回は撮影準備編をお届けしましたが今回は撮影の様子をまとめてみました。
前回の記事からこの記事を読んで頂くと、より有意義な時間になると思います。
ところどころに、僕なりのタイトな撮影を乗り切るコツを散りばめています。
ちなみに撮影エピソードもあるのでご覧ください。
スケジュール感
今回は1日4ロケの山盛り撮影 ※山梨県2ロケ、長野県1ロケ、東京都1ロケ
いよいよ撮影日を迎えた、センチメートルのMVですが公開時期がもう決まっていましたので(撮影の5日後くらいに)追撮はできない状態でした、、!
またスケジュール感もタイトだった為、1つ1つのロケーションも押すことが出来ない撮影でした。
その為、今回機材転換の時間を考慮し比較的ライトなものをそれぞれチョイスしてみました。
使用機材紹介
DanaDolly | ダナドリー
今作のイントロは1カットのみのロングカットをあてました。
スタビライザーではなく、ダナドリーを使用しました。
そのワケはセッティング時間の効率化と、テイクごとのズレが少ない点です。
予め演者さんのモーションとカメラ側の可動域も決め込んだカットならドリーがおすすめです。
イントロのカットも2テイクで決めました。
ドリーのシーンは他にも作中にありますのでぜひ探してみてください。

カメラSONY FX3
カメラも初めてSONY FX3でトライ
イズムプロスタッフの佐藤くんが、先日FX3に変えていたのでメイン機として使用してみました。
映りは勿論のこと、1番助かった点はカメラアシスタントの負担の削減でした。
FX3の場合は、レンズチェンジ・バッテリーチェンジ+三脚やドリーなどのちょっとした補佐くらいだった気がします。
削減したことにより、今回はアシスタントディレクターを起用して居ない為、カメラアシスタントにも、ディレクターのちょっとした補佐を行なって貰えました。助かりました、、!

演者さんとの連携
今回の撮影はアーティストのリップシーン(歌っているシーン)を1番最後にセットして居ました。
その為、午前中から夕方までキャストさんのシーンが続きました。
まずこの長丁場をずっと表情を保ち続け撮影をこなして下さった2人には感謝しております。れなちはまだ18歳?めちゃくちゃ若いですが経験も豊富なのでキャスティングさせて頂きましたが予想以上のパフォーマンスでした。
そしてZELE,KEIは出演シーンが無かったものの、山梨ロケから付き添ってくれ現場の雰囲気を作ってくれました。本当に感謝!(若干遅刻して居ましたが。)

また絵コンテの提出から撮影前の時点で、演出や衣装転換について事前に疑問点を洗い出して下さって居たので撮影中は共通認識ができており、スラスラと進めました。
ラストロケーションはリップシーン撮影
そんなこんなで、撮影も終盤。
残すところアーティスト3人のリップシーンとなりました。
数々MVを撮ってきている3人なので問題なく撮影は進み、オールアップを迎えました。

終わりに
今回も長々と語らせて頂きましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
タイトな現場では少しの心がけでかなり充実した時間を過ごせます。
今回の成功の要因は
- 機材を軽減したこと
- 事前にキャストさんへの共通認識を高める
大きくこの2つです。
他にも幾つも方法はありますが、今回では語りきれなかったのでまたじっくり語ります!
何か質問があればDMにでも送ってみてください。それでは!