撮影技術·

【初心者向け】写真編集のカギを握る「粒子」についてご紹介

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吉岡 海

はじめに

こんにちは。IZM.pro | イズムプロ フォトグラファーの Kai | 吉岡海 です。

私はポートレートフォトグラファーとしてこれまで、300作品以上の作品を残してきました!

そんな私が、本日はポートレート撮影の編集制作においての粒子に着目してお話ししていこうと思います。

粒子とは

写真編集をしているの多く人が Adobe Lightroom というソフトを使っていると思います。

そのLightroomの編集項目の一つに粒子という選択項目があります。

Lightroom編集画面

粒子とは言葉の通り、ざらざらした粒のようなものが写真にフィルターとして反映されます

私自身、写真編集を初めた当初はなるべく綺麗に撮ることを心がけて撮影し、レタッチ後の質感はクリアな編集をしていました。

しかし、時が経つに連れて独創性や写真の持つ雰囲気や味を重視するようになりました。

他の人が撮る写真と差別化を図りたいと思った時に、私にとって粒子という要素が大きく変化をつけてくれました。

粒子はただ撮ったなんの変哲もない普通の写真を、写真と絵画の中間のような作品感のあるものに演出してくれます。

比較作例

百聞は一見に如かず!!

ということで、実際に粒子を入れたものと無いものの写真を3作品を掲載してみました!

比較してみてみると違いがしっかり出ていると思います。

ズームしてみるとよくわかると思いますが、細かい粒が写真に乗っています。

この細かい粒が粒子です。

見比べてみると、粒子がない写真よりも作品として雰囲気があると思いませんか?

また今回の作例として様々なシチュエーションを用意しました。

  • 屋外(夜)
  • フォトスタジオ(明るめ)
  • フォトスタジオ(暗め)

シチュエーションによって粒子の反映が変化していることも感じていただきたいポイントです!

写真によって粒子の量の適切な数値は変わりますが、個人的には粒子感を際立たせるような写真は60-90を目安にレタッチをしています。

おわりに

綺麗に撮った写真にあえてノイズのを乗せるというのは少し勇気が必要なことかもしれません。

ただ、どれだけ綺麗に撮った写真でも、人と同じような構図だったり同じような編集をしてしまっては少し勿体無いように感じます、、

写真というのは綺麗に撮ることが全てではないということを伝えられればと思います!

粒子は写真によって量や粒の大きさなど自由に調整できるので、是非自分好みの粒子感を探ってみてください!

またモデルさんの好みやスタイルによって粒子の有無、適量も変化してきますので、レタッチレパートリーの一つとして持っておくとよいかと思います!

またポートレートフォトにまつわる様々な記事を書いておりますので、是非チェックしてみた下さい!

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